恋愛マジシャンMAKOTO(@LoveMagicMakoto)です。
今回のテーマは「恋愛テクニックを覚えた所で、あなたがモテない理由」についてです。
恋愛相談を数多く受けてきた中で、私が気づいた一番大切なポイントをお伝えします。
私の番組や他の恋愛メディアの内容を見て、こんな疑問を抱いたことはありませんか?
- 褒める方がいいのか、それともそっけなくしたり否定する方がいいのか?
- 強引にアプローチする方がいいのか、それとも控えめがいいのか?
- 話をする方がいいのか、それとも聞く方がいいのか?
- 素直に気持ちを伝える方がいいのか、それとも下心は隠すべきなのか?
答えは「タイミング次第」です。
つまり、その時その瞬間によって、正解も不正解も変わってくるのです。
しかし、多くの人が「必ず相手を惚れさせるセリフやテクニックがあるはずだ」と過度に思い込んでしまいます。
しかし、当然のことながら、そんな万能のテクニックは存在しません。
私自身も含めた恋愛系YouTuberは、視聴者の関心を引きたいという思いから、過激な表現をしたり、「誰でも使える最強のテクニック」のような言い回しをしてしまいがちです。
しかし、本当に大切なのは裏技的なテクニックではなく、恋愛の本質を理解することです。
それがテクニックを覚えるよりも遥かに重要です。
では、「恋愛の本質」とは何でしょうか?
それは、「恋愛工学」で紹介されているACSモデルを理解することです。
このモデルは女性が出会ってから好きになるまでのプロセスを解剖しています。
女性が出会ってから好きになるまでのプロセスを理解すれば、どのテクニックをどのタイミングで使うべきか、といった根本的な理解が得られます。
本記事ではACSモデルをわかりやすく解説しますので、最後までお付き合いください。
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ACSモデルとは
ACSモデルとは、恋愛戦略の一つで、出会いからデート、そして結びつくまでの過程を分析したものです。
具体的には以下の三つのフェーズからなります。
- A (Attraction):魅了フェーズ。出会った相手に興味や魅力を感じさせ、引きつける段階です。
- C (Comfort-Building):信頼フェーズ。互いに安心感を築き上げ、深い信頼関係を構築する段階です。別の言葉で言うならば、「和み」を作り出すフェーズとも言えます。
- S (Seduction):誘惑フェーズ。恋愛関係に進展させるために、相手を誘引する段階です。
恋愛は、基本的には「魅了⇒信頼⇒誘惑」という順序で進行します。
この順番を乱すと、なかなか恋愛が進展しないと言われています。
さまざまな恋愛テクニックが存在しますが、それぞれがAフェーズ、Cフェーズ、Sフェーズのどの段階で効果を発揮するのかが分からないと、初心者は迷ってしまうでしょう。
また、理解せずに実践しても、「うまくいかない」と感じてしまうこともあるでしょう。
したがって、この恋愛プロセスという本質を理解した上で、初めて具体的なテクニックを適切に使えるようになるのです。
つまり、表面的なテクニックを丸暗記する前に、今回紹介する本質的な部分を理解して頂きたいということです。
①Aフェーズ(=魅了)
Attractionフェーズは、相手を惹きつける段階です。
この初期のフェーズでは、褒めすぎたり、あからさまな好意を示すことは避けるべきです。
相手に見下されてしまい、異性としてではなく、「友達」として認識されてしまう可能性があるからです。
この段階では、自分が優れた遺伝子を持つ男性であることを示し、魅力的に映ることが大切です。
以下にAフェーズで意識すべきポイントを挙げます。
- 相手を褒めるよりも、ちょっと皮肉を言ったり、いじることで自分の価値を相対的に上げる
- 明らかに好意を示すよりも、興味のなさげな態度を持つ
- ミステリアスでクールな雰囲気を演出し、下手に出ない
- 相手からの関心を引くために、清潔感があり、見た目や雰囲気を良くする
- ノンバーバルなコミュニケーションでも、余裕を持った態度で振る舞う
日本の恋愛常識や女性の意見、婚活系のノウハウでは、この魅了フェーズを飛ばして、次の信頼フェーズのアドバイスが多く見受けられます。
- 女性に優しくしましょう
- 褒めましょう
- レディーファーストで礼儀正しく
- 高額な食事を奢ってステータスをアピールしましょう
- 話をよく聞くようにしましょう
- 自分の好意を伝えましょう
これらは、魅了フェーズを経てからの信頼フェーズでのテクニックであり、初動のAフェーズでこれらを使うと逆効果になることがあるのです。
プレイボーイやダメ男が真面目な男性よりもモテる理由は、Aフェーズをクリアする確率が真面目な男性よりも高いからです。
彼らは恋愛が進展しやすい傾向があります。
マッチングアプリの場合、マッチングするまでがAフェーズと考えられます。
街コンやパーティーでは、連絡先を交換するまでがAフェーズです。
ナンパの場合でも、連絡先を交換したり、一緒にどこかに行ったり、話を始めるまでがAフェーズと言えます。
恋愛では、「はじめまして」の段階で、相手を魅了し、「友達」認定を避け、男性として見られなければ、次のフェーズには進めません。
これを念頭に置いておくことが重要です。
おすすめのマッチングアプリ:ペアーズ
②Cフェーズ(=信頼)
Cフェーズは信頼を築くフェーズで、ここでは相手に自分が信頼に値する人間であることを証明します。
女性の恋愛評論家や婚活系のアドバイス、さらに一般的な恋愛常識の多くはこのCフェーズで実践することが求められます。
たとえ相手に異性として認識されても、人間性が問題であれば恋愛は進行しないため、このCフェーズは非常に重要です。
この段階では「私は信頼できる人間です」ということを相手に感じてもらうことが目標となります。
Cフェーズでのテクニックは、一般的な恋愛論とほぼ同じです。
聞き上手になって相手の話をよく聞き、相槌や頷き、オウム返し、ミラーリング、ペーシングなどのテクニックを用いて相手に快適な空間を提供します。
さらに、相手との共通点を見つけて「類似性の法則」を利用し、二人の距離を縮めます。
出身地や職業、趣味や好みなどから共通点を見つけ、その話題で盛り上がります。
Aフェーズではチャラい振る舞いが求められることが多いですが、Cフェーズではそのギャップを利用して信頼を築きます。
見た目はチャラそうでも、仕事をきちんとしている、家族観や育った環境がしっかりしている、実は真面目でしっかりしている、といったギャップを見せることで、相手に安心感を与えます。
よって、まず見た目を意識することが重要です。
Aフェーズでは、自信に満ちた、力強い、チャラい、といった印象を与えます。
そしてCフェーズではギャップとして、真面目さ、ステータス、人間性、優しさを見せることで、相手に安心感を提供します。
このプロセスを意識するだけでも、女性との恋愛が発展する確率が大きく上がると思います。
③Sフェーズ(=誘惑)
男性として相手に見てもらい(Aフェーズ)、人間としての信頼も得た(Cフェーズ)あとのステップは、最終的に相手を誘惑するSフェーズです。
このフェーズでは、「君を女性として愛している」、「今夜は君を抱きたい」といった情熱的な感情を伝えることが重要です。
これがうまくいき、二人が身体的に接近することで、ようやく恋愛プロセスは完結し、女性が本格的にあなたを好きになります。
Cフェーズが終わるとき、すなわちデートや飲み会などで、Aフェーズをクリアした上で相手があなたに安心感を抱いているときがチャンスです。
そこでゴリゴリとしたテクニックが初めて効果を発揮します。
- 手を繋ぐ
- 手相占いやネイルを見るフリをしてスキンシップを取る
- ボディタッチをエスカレートさせる
- キスをする。
- ディープな恋愛トークで、ベッドでのことを妄想させる
- 「かわいい」「好きだ」「タイプだ」と女性として褒め、好意をストレートに伝える
- 相手がグダグダとなっても、男らしく強く引っ張る
- 「グダ崩し」を利用する
- 一夜限りの関係ではなく、将来を示唆する
- 家やホテルに行く理由を用意する
- 「男も女も一緒に過ごさないとわからない」「好きな気持ちがあるのに、付き合っているかどうかの形式に囚われるのはナンセンス」といった理論を用いて、一晩一緒に過ごすことを説得する
これらのテクニックが有効です。
Sフェーズでは、Cフェーズで真面目さを見せたとしても、オスとして肉食系の男性に一気に変身する必要があります。
なぜなら、AからCフェーズをクリアしたにも関わらず、最後のSフェーズで強く出られない男性は、女性から本能的にNGと見なされることが多いからです。
女性も子孫繁栄のために、生殖能力が高そうな男性を選ぶ傾向があります。
だからこそ、最後まで積極的に行けない男性を見ると、「途中までよかったのにやっぱりダメかな」と思ってしまうのです。
イケメンな草食系男子は、顔面でAフェーズをクリアでき、自然体でCフェーズもクリアできますが、Sフェーズをクリアできないために、意外と女性を抱けないケースが多いのです。
オラオラ系の自信満々な男性や、そこまでイケメンでなくてもSフェーズが強い男性は、女性に対するアプローチがうまくいくため、女性から好意を持たれやすいです。
いくらテクニックを覚えても、それを使うタイミングを理解していなければ、恋愛は上手くいきません。
だからこそ、今回のようなACSモデルという恋愛プロセスを理解し、その上でテクニックを活用することが大切です。
恋愛の本質を理解して、それを活かすことがモテるための一番の近道です。
まとめ
恋愛テクニックの駆使だけでなく、実はそれらを適切なタイミングで使えるかが、あなたがモテるかどうかの鍵となります。
ここで重要なのは「恋愛プロセス」の理解。
それを具体的に捉えたのが恋愛工学の「ACSモデル」です。
まず「A(アピール)フェーズ」、つまり魅力的な男として認識してもらうステージです。
見た目の印象はもちろん大切ですが、それだけではなく、媚びない態度やクールさを演出し、女性に「男としてあり」と認識させることが求められます。
次に、「C(コミュニケーション)フェーズ」、つまり信頼関係を築くステージです。
ここで初めて自己開示を行い、女性に安心感を提供します。話をきちんと聞き、共通の話題を見つけて関係性を深めます。
そして最後に、「S(セダクション)フェーズ」、つまり情熱的なアプローチを行うステージです。
「女性として好きだ」とストレートに伝え、どんな障害があってもゴリゴリと進むことが求められます。
この3つのフェーズを経て初めて恋愛のゴールが見えてきます。
個々のテクニックは、適切なタイミングで使われなければ不正解になります。
それゆえ、恋愛プロセスを理解し、その上でテクニックを学びましょう。
それでは、また次回まで!